当社グループの事業展開は世界各地かつ幅広い産業にわたるため、トレードや事業投資等のさまざまなビジネスモデル、立ち上げ期から成長・成熟期までの幅広い事業ステージに加え、営業・コーポレートや国内外拠点・事業会社への出向等、多様な役割・フィールドでの成長機会があります。それらの掛け合わせを通じて、一人ひとりが自らの強みを磨き、大きく成長していくことができます。
一人ひとりの自律的な成長を促し、それを組織としてのケイパビリティ向上につなげていくため、各現場では個々人と向き合い、計画的な育成・配置を進めています。具体的には、1on1面談やキャリアアセスメント面談を通じて、会社が期待する業務・育成ニーズと個人の目指す姿、それに必要なスキル・経験をすり合わせ、一人ひとりのキャリア志向と戦略のアラインメントを図っています。
今中計においては、SBU体制のもとでコーポレート人事から現場に一定層の異動権限を委譲したことにより、個々人と向き合った育成・配置を、事業戦略に応じて現場主導でより機動的に推進できるようになっています。
また、チャレンジしたい部署に自ら応募できる社内公募制も、実施頻度の増加や応募要件の緩和により拡充しています。個人としては自身のWILLに沿ったキャリアを追求でき、組織としては必要なスキル・能力を他組織から獲得できます。
EXグループでは、組織間で異なる事業領域の知見・経験や専門性を持つ人財の交流を進めることで、本人の意欲やキャリア志向も踏まえた、多様な成長機会を創出しています。具体的には、LNGビジネスを通じて市場リスク管理やトレーディングの知見を積んだ人財を国内の電力小売事業へ配置したり、電力EPC/IPPの経験を有する人財がEII SBUの新規事業開発で活躍する機会を創出する等、組織を超えた配置を積極的に進め、個と組織の強化につなげています。人財配置においては、事業ポートフォリオの変化や成長機会を踏まえてグループ全体で最適配置することを重視しています。こうした取り組みを通じて、個人の成長と組織としてのケイパビリティ向上の好循環を創出し、No.1事業群の実現を支える人財基盤の強化を進めています。
将来に向けて、経営人財の計画的な育成に重点を置いています。現在のキーポジションに対する具体的なサクセッションレビューに加え、中長期の戦略実現を担う次世代の経営人財育成・輩出に向けて、早い段階からポテンシャルのある人財を特定することで、多様な事業を牽引する人財のパイプラインを充実させています。この取り組みは全社的なコミットメントのもと、社長・国内外の組織のトップが協働して推進しており、5~10年先のビジネス展望を見据えた将来の経営人財に求められるケイパビリティの解像度を高めています。
また、各地域・各事業で実施してきたタレントレビューとタレントプール構築の取り組みをグローバルにつなぎ、経営人財の発掘・育成・配置を一体的に捉えるタレントマネジメント基盤を構築し、その拡充を進めています。海外採用社員や事業会社の人財を含め、グローバルベースで経営人財候補を可視化し、サクセッションプランや育成施策と連動させることで、タレントレビューと育成のサイクルをシームレスに回し、将来の経営を担う人財の継続的な輩出を目指しています。
次世代経営人財候補に対しては、グループを超えた異動、セグメント(業界)の異なる組織での経験、又はより大きなアサインメントへの挑戦といった戦略的配置を通じて、ケイパビリティの獲得・強化を促しています。また、経営人財候補向けの選抜育成プログラムに加え、組織長層や経営幹部層を対象としたリーダーシッププログラムを全て英語で実施し、国内外の人財がともに学び成長する機会を提供しています。
さらに、メンタリングやエグゼクティブコーチングを組み合わせ、一人ひとりの成長課題に応じた育成を行うことで、グローバルで活躍できる経営人財の育成を加速しています。
指名・報酬諮問委員会との協業
| 指標 | 2025年度実績 | 目標 |
|---|---|---|
| 次世代経営人財の戦略的配置転換率* | 24.5% | 対象者につき3年以内に戦略的配置転換を実施 |
| 経営人財育成プログラム参加者総数 | 23名 | 参加者数の維持又は増加 |
* 対象者のうち、グループを超えた異動、セグメント(業界)の異なる組織での経験又はより大きなアサインメントに挑戦させる機会の付与といった戦略的配置転換を実施した割合