デジタル・AI戦略(DAIS、詳細P30参照)では、当社グループのあらゆるビジネスの現場において、デジタル・AIを駆使して新たな価値創造モデルを構築し、社会や産業の変革をリードすることを掲げています。その推進を担うのは、多様な事業現場で培った知見・経験を持つ人財です。社員一人ひとりがデジタルスキルを高め、事業現場でデジタル・AIの実装を進めていくことが、変革を加速させる原動力となります。
この考えのもと、全社員のデジタルスキルの底上げと可視化を図る仕組みとして、当社独自のデジタルスキル認定制度「Dグレード」*を2026年4月に導入しました。Dグレードでは、資格取得や研修受講を通じて得られる「知識」に加えて、要件定義やソリューションの導入等の実践を通じて得られる「経験」を認定の対象としています。知識習得から事業現場での実践経験へと段階的に積み上げる設計とすることで、継続的な成長につながる仕組みとしています。
全社員に一定レベルのデジタルスキルの習得を求める一方、より高いレベルも目指せる制度設計とすることで、社員一人ひとりが自らのWILLに応じてデジタル領域での専門性を高め、業務の高度化や新規事業への関与、デジタル関連プロジェクトのマネジメント等、自身のキャリアの可能性を広げていくことができます。組織としては、上位等級の取得者を社内システムで可視化することにより、戦略実行に向けた最適な人財配置につなげていきます。また、デジタルスキルの高度化に向けた取り組みについては、グローバル展開を見据えた準備を進めています。
* Dグレード概要: 知識・経験を認定する4段階と、高度な経験を認定する2段階の計6段階で設計。研修の受講履歴や資格取得とデジタルを活用した実装経験により、等級を決定。
当社グループでは、多様なバックグラウンドや経験を持つ人財それぞれの強みを活かし、その力を掛け合わせることが、新たな価値創造やイノベーションにつながるとの考えのもと、多様な人財が最大限に力を発揮できる環境づくりを推進しています。
全世界の役職員一人ひとりが、“今日からできるインクルーシブな行動”に気付き、自らの意識と行動を見つめ直す機会とするため、2022年から年1回、全社として、啓発イベントを集中的に実施しています。各グループ・海外地域組織と、多様性の価値を共有し合い、“つながり”を起点としたインクルーシブな組織風土の共創を目指しています。
エンゲージメント向上とオフィス間の連携強化を目的に、毎年「Americas Week」を開催しています。北米・中米・南米の各地で働く社員が集い、相互のつながりを深めるとともに、知見を共有し、それぞれの取り組みを通じて創出している価値を再認識する機会となっています。9回目となる本年度は、地域横断のオンラインセッションと各拠点での対面イベントを組み合わせたハイブリッド形式で実施し、地域や国を超えた「One Team」意識の醸成を図りました。本年度の主なプログラムとして、世界食料デーに合わせて地域社会の支援団体を応援するボランティア活動「Enrich & Nourish」、地域のリーダーが今後の事業課題について議論するリーダーシップパネル、全社員を対象としたキャリア・能力開発セッションに加え、地域内のチームが多彩な才能や創造性を披露する恒例企画「Americas Got Talent」を実施しました。