中期経営計画2026の各種取り組みを推進する中、2025年度には米国航空機リース会社の買収やSCSKの完全子会社化の大型投資の決定に加え、本年5月には長年の課題であったアンバトビーニッケルプロジェクトの譲渡を完了しました。これらにより、高止まりしていた当社の資本コストは低下し、事業ポートフォリオ変革が進むことによる利益成長とROE向上への期待感から、PBRは従来の1倍割れの状態から大きく改善しました。
昨年の統合報告書では、「会社全体として安定的な利益成長を実績として示すことで、市場の信頼を取り戻し、PBR1倍以上を安定的に維持することを目指す」と申し上げましたが、市場からの信頼回復に向けて着実に前進することができたと考えています。
投資と資産入替の進捗に加え、開示の拡充も継続的に進めてきたことで、投資家の皆様との対話内容も変わりつつあることを実感しています。不採算事業等の個別事業に関する質問よりも、会社全体の成長戦略についての議論の割合が増えており、当社に対する市場からの期待の高まりを感じています。引き続き成長8分野を中心に、安定的な利益成長を実現しながら、各事業の資産効率の改善や資産入替の促進により事業ポートフォリオを変革することで、より高いROEを目指していきたいと考えています。