P.72 資源グループ
72 03. パフォーマンス&データ
資源グループ
資源開発とそのバリューチェーン構築を通じて、当社ならではの価値を提供し、日本及び世界の産業の発展と持続可能な社会の実現に貢献し、人々の豊かな未来を創造する
関連する主要なマテリアリティ
資源グループCEO 矢崎 耕一郎
定量情報
| 定量情報 | 2024 | 2025 | 2026年度(通期予想) |
|---|
| 投下資本(億円) | 8,400 | 9,700 | 9,900 |
| ROIC(%) | 12% | 10% | 10% |
| 当期利益: | 911億円 | 823億円 | 950億円 |
| 基礎的収益: | 870億円 | 730億円 | 950億円 |
- 10,000 7,500 5,000 2,500 0
- 15 10 5 0
2025年度投融資額 | 約150億円
主要な投資エリア
- 非鉄金属、鉄鋼原料、発電用燃料、炭素製品等の上中流権益
主要な資産入替
外部環境:事業環境
機会
- 世界的なエネルギー・トランジションの潮流
- 脱炭素、循環型社会に向けた需要の変化
- 資源開発の高難度化に伴い、ケイパビリティ提供の機会拡大による案件参入機会の増加
リスク
- 地政学的リスクの高まりに伴う、需給構造変化と資源価格ボラティリティの増大
- 鉱山開発の高難度化による、開発リスク、開発・操業コスト等の増加
内部環境:主要な強み
- オペレーターとして高難度の鉱山事業を操業・経営してきた経験、培ってきたノウハウ
- 競争力、ポテンシャルの高い事業資産
- 市況商品を幅広く扱い、デリバティブを含めたオーダーメイドのトレード機能提供
- 強固なパートナーシップ、業界ネットワーク、グローバルな顧客基盤
事業戦略
- 強みを活かし、機能強化とパートナー協業で需要拡大を見込む銅等の案件を創出、収益基盤を拡充
- 市況商品デリバティブにおける専門性等も活用したトレード機能の高度化、多岐にわたる優良な取引先基盤を強みとしたマーケットインによる上・中下流一体の事業展開
- 脱炭素や循環型社会といった社会課題解決に資するビジネスバリューチェーンの構築
事業展開図
- 資源グループでは、非鉄金属原料・製品、アルミ、鉄鉱石、石炭及び炭素関連原材料・製品等を取り扱う
- 上流から中下流まで、バリューチェーン全体を通してビジネスを展開
上流事業:鉱山の開発事業
- 銅
- 金
- 銀・鉛・亜鉛
- アルミ
- 石炭
- 鉄鉱石
- ウラン
- マンガン
- 炭素
SCGC・SCMI(デリバティブ取引、貴金属トレード等)ケブラダ・ブランカ銅鉱山(チリ)
中下流事業:トレードや製造・加工事業
プレスメタルアルミ製錬工場(マレーシア)アソマン鉄鉱石・マンガン鉱石事業(南アフリカ)炭素繊維強化プラスチックを用いた高性能送電線(フランス)* セロベルデ銅鉱山(ペルー)ムーザ鉄鉱石鉱山(ブラジル) * Epsilon Composite提供上流事業:鉱山の開発事業: 銅 | 金 | 銀・鉛・亜鉛 | アルミ | 石炭 | 鉄鉱石 | ウラン | マンガン | 炭素中下流事業:トレードや製造・加工事業: トレード | 製造・加工事業拠点 → 事業: 南アフリカ → アソマン鉄鉱石・マンガン鉱石事業フランス → 炭素繊維強化プラスチックを用いた高性能送電線マレーシア → プレスメタルアルミ製錬工場ペルー → セロベルデ銅鉱山チリ → ケブラダ・ブランカ銅鉱山ブラジル → ムーザ鉄鉱石鉱山 SCGC・SCMI → デリバティブ取引、貴金属トレード等
中期経営計画2026
中計最終年度の取り組み
- 資源価格が変動する局面でも主要鉱山事業は安定収益を確保し、製造やトレード等が下支えとなってポートフォリオの耐性を発揮
- 既存主要資産の価値最大化に向け、安全・安定操業とコスト競争力を徹底。合わせて資本配分を機動的に点検・見直し、収益基盤の安定性を高める
次期中計に向けた取り組み
- 既存資産の価値最大化を進めつつ、当グループならではの機能を磨き上げ、将来の成長に資する投資機会を選別して着実に取り込む
- 製造・トレードを通じた収益機会の創出を継続するとともに、デジタル・AIの活用により意思決定の質を高め、変化の大きい環境下でも安定的な価値創出を図る
主要な市場動向
産業を支える原料・素材を市場のニーズに応じて安定的に供給するとともに、デリバティブも活用しながら市場間や時間軸の価格差を捉え、価格形成や流動性の維持といった市場機能を支えています。また、需要の持続的な拡大と供給面の制約を背景に、銅をはじめ中長期的な需給ひっ迫が見込まれる鉱種を中心に、権益の積み増しを含む事業基盤の強化を進めています。
資源を届け、市場を支える
銅の需給ギャップ拡大